ao123julyのブログ

冠攣縮性狭心症、その他のことなど

狭心症はどこが痛むか

土日は上下右側の奥歯が痛かった。下は奥歯というより歯茎が少し炎症を起こしていたようで、咀嚼するのが嫌なくらいであった。(親知らずは20年前に抜いている)上は、どの歯?と聞かれれば困るくらい漫然とした痛みであった。

前に時間外受診に行ったときは、下の奥歯が押される感があった。ああ、これは狭心症の一種だ、と思った。しかし今回の痛みは、わからない。虫歯と言われればそうかもしれない、歯肉炎と言われればそうかもしれない。歯医者に行くことになったら嫌だなあ・・・同じ病気の方のブログで歯の治療について読んだときに、モニターをつけて治療されていて、うわあ大変と思ったからだ。

ひとまず、明日痛かったら歯医者に行こう。歯医者で、これは循環器です、と言われたら、気は進まないけどもいつもの循環器内科だ。

 

そして月曜日。

嘘みたいに痛みはないのである。やっぱり放散痛だったんだ!また一つ身をもって学んだ。狭心症の症状と歯の痛みは区別がつきにくい。

 

一番最初の症状の時に、苦しみながらもスマホで検索したワードは「のどと耳の違和感」であった。検索結果は「耳鼻咽喉科」が多かった。いや痛いって感じじゃないけども・・・。胸のどこが痛い、とかではなくて心臓周辺の胸を圧迫したり掴んだりすると一瞬楽になっていたのだが、それをどの言葉で検索したらいいかわからない。

次の日、それに追加して「腕重い」と打ってみた。検索結果は「心筋梗塞」「肩こりでも胸は痛くなる、運動せよ」だった。

人間、面白いもので、苦しいのに「心筋梗塞!?そんなトシじゃあないわい!」と否定して、肩こり解消の体操をした。5歳の娘に「おかーさん私もする」とのんきに真似されて親子で体操・・・

体操しても苦しくなるばかり。

となるとこれはまさかの「心筋梗塞」てやつ?私の血管は正常なはず!血圧も低い方!なるわけない。そのうち、左腕が重くなって、これはまさかかもしれない、と思って病院に行ったのであった。

自分の今起きている症状を、ぴたりと言葉で言い表せて検索できるということは、難しいときもある。

検索する前に、まず自分の先入観がある。「そんな病気にはならないはず」といった先入観と、「また重病扱いして大騒ぎしていると思われたくない」といった見栄である。

40代でも狭心症になるということと、冠攣縮性狭心症はもっと世間で知られてもいいのではなかろうか。